都築建築とは
西尾市の歴史から学ぶ家づくり
都築建築は西尾市に根差して50年余年。ずっと地域に根差した家づくりをしてきた大工だからこそ分かる西尾市の気候風土。そして地域に根差した代々の地元大工から引き継がれた「知恵」を家づくりに取り入れています。
例えば、西尾市の中でも大雨が発生した場合「水に浸かりやすい地域」があります。他のエリアから来た住宅会社は従来通り土地を整地してそのまま家を建てていくのですが、そんな場合都築建築では、家を建てる際あえて土地の高さを上げて、万が一の災害に備えていきます。
また、1945年に多くの被害をもたらして三河地震では倒壊した家と、そうでない家の違いに「柱の太さ」がありました。これも地元大工が代々口伝していることです。現在日本の家づくりで使われている通し柱(2階以上の木造建築の柱のうち、一本で土台からの期まで通っている柱で、構造上重要な位置に使われる柱)は4寸角というサイズが主流(住宅会社によっては3.5寸角を採用している会社もあります)ですが、都築建築では6寸角の通し柱を使っています。
(木造建築の木は加工した上で木材どうしを組んでいきます)
(その際、4寸角の木材だと木を組んだ際(黒い部分が木材を組む面積)その木自体の面積は上記のようになります)
(都築建築が使っている6寸角の木は、木材を組んだ後でも1本の木の残る面積は大きくなります)
そして、その通し柱も材木業者にお任せではなく実際のものを見て選び、その上で自社の倉庫で木材に含まれる余計な水分を抜くために自然乾燥した木を使っています。
物によっては乾燥まで2年以上かける木もあります。木の向き、その木が持つ癖などを熟知した上で、どこにどんな木を使うかまで熟練の自社大工が考え家づくりに活かしています。だからこそ、大量生産するのではなく、年間に自分たちが丁寧に手掛けられる軒数のみにこだわり家づくりに携わらせていただいております。