スタッフ日記
ハウスメーカー?工務店?設計事務所?大工?その①ハウスメーカー編
愛知県西尾市を中心に西尾市の建築家と西尾市の大工が新築・リフォーム・店舗を手掛ける都築建築スタッフです。突然ながら、このブログを書いているスタッフはもともと「建築の材料を販売する会社」いわゆる「商品メーカー」で働いていました。当時は「ハウスメーカー?工務店?設計事務所?大工?何がどう違うの??」と思っていましたが、住宅業界に携わらない限り、この違いが分からない人が非常に多いと思います。そして都築建築はこれまた異例中の異例で、なかなか変わった形態の工務店です。せっかくなので、これから家づくりを検討される方に向けて何回かに分けて違いをご案内させていただきます。
まずハウスメーカーとはなにか?
まずはその規模です。全国展開をしていて住宅展示場にモデルハウスを建てTVコマーシャル、新聞折り込みなどありとあらゆる方法を用いてPRしています。「ハウスメーカー」という明確な定義はないものの、みなさんがよく目にする「積〇ハウス」「住友〇業」「大〇ハウス」「タ〇ホーム」はこちらに属すると思います。ハウスメーカーは資産が潤沢にあることから営業力が強く、受注したものを自社で施工するのではなく下請けの「工務店」に依頼して家づくりをしていくケースがほとんどです。メリットとしてはやはりネームブランドです。また、会社によってはほとんどを工場で生産して現場で組み立てるだけにしているので、職人の当たり外れも工務店や大工に比べると少ないのかもしれません。デメリットとしてはやはり予算が高額になることと、融通が効きづらい点かもしれません。どんな工法で建てていくか、どんな素材をつかうか、どんな間取りかが予め決まった状態で家づくりをしていくので「100%施主の要望を叶える」というのはまず不可能です。また、人の入れ替わりも激しいので「営業マンの人柄を選んで購入を検討したい」という人には、どうしても全国展開している兼ね合いから転勤や移動、離職も考えると「人」を大切にしている人はそこも注意したほうがいいかもしれません。
ただ、最新の設備やらを取入れるのは非常に速いので、家づくりを始めよう!と思ったらまずは住宅展示場に行くこともオススメしています。